炭素循環農法1作目 〜サニーレタス〜

やってみたかった無農薬・無肥料栽培を実現するべく、炭素循環農法を取り入れて菜園を実践中。

現在15種類ほどに挑戦しております。

その中で葉物野菜のサニーレタスが収穫を迎えたので畑作り〜収穫までの様子をご紹介^^

目次

土作り

この土地は15年近く何も作物を植えていない耕作放棄地。

雑草が毎年生えては刈っているだけの土地でした。

わたしは炭素循環農法で栽培を挑戦するために、畑の土作りからスタートしました。

まずは、地下80cmまでの心土破砕!

スコップ1本でひたすら地下80cmまでを掘り進めました(  ̄▽ ̄)

元水田とあって、地下20cmも掘れば硬盤層がすぐ現れたり、石が沢山あったり、水色のグライ層が続く、なかなか水はけの悪い土地です。

地下は硬盤層が続く・・・
水色のグライ層まで出現

心土破砕は超重労働なので、小規模ならスコップだけでいいかもしれませんが、広範囲の畑をするなら重機を使って心土を破砕をして下さい!

心土破砕が終わったら、土を埋め戻し、畝を立てます。

そしたら、表面に炭素資材を撒いてすき込みます。

籾殻・オガ粉を撒いた畝

炭素資材が土壌微生物の餌になってくれ、次第に土の中の微生物が増えていき、土の養分が増え、野菜を植え付けると野菜は肥料を与えなくても自然と育つようになる。というのが、この農法のやり方です。

私は今まで家庭菜園で堆肥や有機肥料を使っていたので、この時点ではかなり半信半疑でした。

種まき〜発芽

2月20日にサニーレタスの種を蒔きました。

牛乳パックに種まき培土を敷き詰めて、種を乗せて、薄く覆土をします。

サニーレタス種まき

2月23日(3日目)で発芽してくれました^^

サニーレタス発芽

ここで、種まき培土を使っているのは、最初から無農薬・無肥料栽培は初心者なので上手くいかないと考え、今年度は育苗まで市販の培土を使い、畑では無農薬・無肥料栽培でやることにしました。

来年からは育苗の土も自作して挑戦していきたいと考えています!

鉢上げ

3月8日(16日目)

発芽して双葉が生え、その後本葉が1,2枚で始めた頃に鉢上げ作業をします。

ポットの土は昨年使った培養土を再利用。

病原対策のため予め太陽熱消毒をしておいた培養土です。

これで鉢上げ完了。

まだまだ寒い時期だったので室内の日あたりの良い窓際に苗を置いて育てます。

畑へ定植

4月4日(43日目)

土作りをしていた畑の畝にサニーレタスの苗を定植しました。

15株鉢上げした中で2株は枯れてしまったので、13株を定植することに。

黒マルチをして植え場所にマルチに穴を開けて苗が入るくらいに穴を開け、苗を一つずつ植え付けていきます。

サニーレタスの根
定植完了

植え穴に水をたっぷりやり、また苗も予め底面吸水させて土を湿らせてから、植え付けました。

植え付けの翌日も株元に水やりをして、それ以降は人の手による水やりはしませんでした。

時々降る自然の雨が水やりがわりです^^

野菜の生長

炭素循環農法は、初期生育が慣行栽培に比べ遅いというデメリットがあります。

その通り定植ご1ヶ月程はほとんど生長を感じられませんでした(  ̄▽ ̄)

4月17日(56日目)

この頃は朝晩の気温が低く、遅霜もあったことも生長スピードが遅い要因に入ると思います。

あまりにも生長スピードが遅いので、ダメだったかな?と思いました。

が、5月に入り日中の気温が20度、25度を超えるようになってから、徐々に生長スピードが上がりはじめました!

5月9日(78日目)

本葉が2,3枚は増えたかな?くらいでしょうか?

5月16日(85日目)

5月中旬に入り生長スピードがぐっと早まりました^^

良い調子です♪

収穫

5月26日(95日目)、ついに収穫の日を迎えました!

サニーレタスの外葉
収穫!

キク科は虫が付きにくいと言われますが、虫に食害されてる感じはありませんでした!

スーパーなどでは株毎刈り取って収穫したものが売られている事が多いですが、家庭菜園でサニーレタスを収穫する際は外葉から採り、葉を6,7枚残しておく事で、また中心から新しい葉が生えてきてくれます。

そうすることで収穫を長く楽しめるようになるんです^^

旬を味わう

収穫したサニーレタスを1枚その場で食べてみたら、ちょっと苦かったです(^^;)

けれどもえぐ味はあまり感じられませんでした。

肥料を多く与えたりすると硝酸態窒素が増え、えぐ味が増したりもしますが、このサニーレタスは畑に肥料は使っていないので、もしかしたら硝酸態窒素は少ないのかな?と思ったり(´ω`)

また、キク科の野菜は苦い傾向にありますが、水洗いしたら苦味も少し収まったように感じます。

収穫したてのサニーレタスと庭で育てているサンチュ(同じく炭素循環農法で栽培中)を合わせたサラダを作りました。

サニーレタスとサンチュのサラダ

手作りしたドレッシングで味付けして完成です!
(ドレッシングの材料は、ゴマ油、醤油、自家製柿酢、すりごま、おろしにんにくを混ぜたもの)

また、サニーレタスは豚肉との相性もいいので、ちぎったサニーレタスの上に炒めたお肉を乗せて、彩りにも活躍してくれます!

ちょっと豪華に見える?!夕食になりました(´▽`)

収穫までに約3ヶ月ちょっと、こうやって料理して美味しくいただく瞬間がなんとも幸せで感動します。

無事に生長してくれてありがとう〜

まだまだ美味しく食べたいので、また沢山葉を増やしてね(*^▽^*)

まとめ

15年近く耕作放棄地で始めた無農薬・無肥料栽培は、1作目のサニーレタスは一応うまく育ちました。

上手くいった理由に、
葉物野菜だったから。があると思います。

実が成るトマトやナス、きゅうりなどは最初から炭素循環農法などの自然栽培でやるのは難しいと言われたりもします。

なのでサニーレタスを最初の作付野菜に選んだのは良かったなと思いました。

炭素循環農法のサイトを見ても、最初は葉物野菜から挑戦した方が成果が分かりやすいと書かれています。

次の挑戦として、連作が果たしてできるのか?というところに挑戦していきたいと思います^^

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