炭素循環農法を取り入れた畑の土作り

昨年、順調に育ってきた白菜を見ながら、ふと思ったこと。

「化成肥料や有機肥料もいらなくて、さらに虫が付かない栽培方法ってないのかな?」

これがきっかけで、ネットでそれに該当するような農法がないかと調べました。

すると、炭素循環農法という方法があることを知りました。

参考サイト:炭素循環農法(百姓モドキの有機農法講座)

提唱している方?のブログをくまなく読んでみて(印刷したら紙が2cmくらいの厚みに・・・笑)

ほぉ〜!これはオモシロそう!と感じ

自宅の庭でまず挑戦してみることにしました。

大まかなポイントは

  • 心土破砕(地下80cm以上を耕し土に空気をいれる)
  • 自然の有機資材を土の表面に浅く漉き込む
  • 土の中を微生物が住める環境に変える

かな〜りざっくりポイントですが、参考サイトの内容を参考にして自宅の庭の土作りをしてみました。

①心土破砕

地下50cmを越えてくると、土が硬くなった硬盤層というものができ、作物の根はそれ以上は進めなくなってしまいます。

そこで、硬盤層を破壊し、地下深くまで(推奨は地下80cm以上)土に空気を入れることで作物の根は下へ下へ伸ばすことができるようになります。

これは1回限り。畑を耕すというよりは土木作業の域です。笑

1回限りの土木作業

この日は、横1m×縦2mくらいをスコップ一つで80cmまで耕しました(厳密には”掘りました”)

なかなかな重労働なので、やって見たいと思う方は翌日の筋肉痛を承知の上、挑戦してみてください( ̄▽ ̄)

この時に土の断層をしっかり確認しておくこと。

我が家の地面は昔田園エリアだったため、地下30cm越えてくると昔の鋤床がお目見えしました。

もっと土をアップして見ると・・・

粘土みたいな土が・・・

触ると粘土質。空気が全く入らない、水も通さないというような土が地下にありました。

これでは作物はうまく育たないですよね・・・

これを解しながら、土を元に戻しました!(実は掘る作業より土を戻す作業の方がきついw)

②有機資材を漉き込む

土木作業が完了したら、次は畝を立てます。

水はけがよい場所であれば畝立て不要になるそうですが、一部しか土木作業をしていないので、高さ20cmの畝を立てました。

そこへ表面に有機資材をまきます。

木材チップ、籾殻、落ち葉、枯れ枝など炭素成分の多いものを畑の表面にまくのです。

私の家には、知り合いから頂いたオガ粉、米屋さんから頂いた籾殻、自宅の柿の木の落ち葉や枯れ枝を入れてみることにしました。

初期は1㎡=1kg程の炭素資材をいれるといいと書かれていたので、その通りに入れてみることに。

漉き込む深さは、最初は10cm程であまり深く漉き込まない方がいいそうです。

これらの炭素資材は微生物の餌になり、土の団粒化が徐々に進んでくるとのこと。

この地域は雨が多いので、雨に当たらないように畝の上にマルチを敷きました。

③土の中を微生物が住める環境に変える

①、②ができれば植え付けすることも可能らしいのですが、しばらく放置して微生物の増殖を待ちたいと思います。

1週間後の畝の表面

落ち葉に糸状菌?放線菌?がいたのですが、籾殻を包む程に菌はまだ増えてはいませんでした( ̄▽ ̄)

3月まで庭に植える予定はないので、このまま気長に待ちたいと思います。

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